「雑誌のモデルと同じ髪型にしたのに、なんか自分には似合わない……」
「短髪にしたいけど、顔の形が出るのが恥ずかしい」
そんな悩みをお持ちではありませんか？ 実は、髪型が似合うかどうかは「顔のパーツ」よりも「顔の形（輪郭）」とのバランスで決まります。
バーバースタイル（フェードカット）は、一見すべて同じように見えるかもしれませんが、実はお客様一人ひとりの骨格に合わせてミリ単位で調整しています。
今回は、短髪のプロが実践している「顔型別・似合うバーバースタイルの選び方」を公開します。
似合わせの黄金ルールは「ひし形シルエット」
どんな顔の形であっても、目指すべきゴールは一つ。「ひし形（ダイヤモンド型）」のシルエットを作ることです。
トップ（頭頂部）に高さを出すか？
サイド（横）のボリュームを削るか、残すか？
この足し算と引き算で、どんな顔型でもバランスの取れた「カッコいい短髪」に見せることができます。
バーバーのカットは、バリカンを使ってこのシルエットを強制的に作り出せるのが最大の強みです。
【丸顔】のメンズに似合うバーバースタイル
丸顔は、縦と横の比率が同じくらいで、幼く見られがち。
似合わせ方法は、「縦長」のラインを作る 横幅を強調しないよう、サイドは高めのフェード（ハイフェード）でスッキリと削ぎ落とすこと。
逆にトップには高さを出し、縦のラインを強調します。
丸顔メンズにおすすめの髪型① ポンパドール
前髪を高く上げ、おでこを見せることで縦長効果抜群。
丸顔メンズにおすすめの髪型② ジェットモヒカン
トップに高さを出し、視線を上に集めます。
丸顔メンズにNGな髪型は？
前髪を重く下ろすマッシュ系。
丸顔メンズは「とにかく高さを出す！」ことが大事です。
【面長】のメンズに似合うバーバースタイル
面長は、 縦の長さが目立ち、大人っぽいが間延びして見えることがあります。
似合わせ方法は、「横幅」を残し、縦を抑える トップを高くしすぎると顔が長く見えてしまうので、高さは控えめに。
サイドは刈り上げすぎず（ローフェードなど）、ある程度の色彩を残して横幅のバランスをとります。
前髪を下ろして額を隠すのも効果的です。
面長メンズにおすすめの髪型① クロップスタイル
前髪を短く切り揃えて下ろすスタイル。額の面積を隠せるので面長カバーに最適。
面長メンズにおすすめの髪型② マンバン（結ぶスタイル）
画像引用元：Chill Chair 中野店
サイドの膨らみをあえて残すことでバランスが取れます。
面長メンズにNGな髪型は？
トップを高く盛りすぎるスタイル。
面長メンズは、目線を下げるような髪型を意識しましょう。
【エラ張り・ベース顔】のメンズに似合うバーバースタイル
エラ張り・ベース顔は、 アゴやエラがしっかりしており、男らしい骨格。
似合わせ方法は、隠さずに「出す」が正解！
エラ張りを気にして髪で隠そうとする方が多いですが、バーバースタイルの場合、この骨格は最大の武器になります。
海外のバーバーシーンでは、エラが張っている＝男らしくてセクシーとされています。
あえてフェードカットでサイドを短くし、骨格の強さを強調することで、ワイルドで清潔感のある印象になります。
エラ張り・ベース顔におすすめの髪型① スキンフェード
どんなスタイルでも似合います。
特に七三分け（サイドパート）でクラシカルに決めると、骨格の良さが際立ちます。
エラ張り・ベース顔におすすめの髪型② バズカット（ボウズ）
男らしさを全開にするならこれです。
エラ張り・ベース顔にNGな髪型
エラを隠そうとして髪を伸ばすのが一番の悪手です。
「サイドは潔く刈り上げ（フェード）、前髪を上げておでこを出す」
これが男らしくセクシーに見せる最強の法則です。
フェードの「高さ」でも印象は変わる
「顔型」に合わせて、刈り上げの高さ（フェードの高さ）をオーダーするのもテクニックの一つです。
ハイフェード（高め）： 縦長に見える → 丸顔・ぽっちゃりにおすすめ
ローフェード（低め）： 落ち着いて見える → 面長・頭の形が良い人におすすめ
ミドルフェード（中間）： バランスが良い → すべての顔型に対応
美容室では「刈り上げ」一言で済まされがちですが、バーバーではこのように顔型に合わせて刈り上げの位置を調整しています。
【まとめ】コンプレックスは「カット」で補正できる
自分の顔の形が気に入らなくても、髪型のシルエットで補正すれば、印象は劇的に変わります。
自分の顔型に合う短髪がわからなければ、ぜひ一度バーバースタイルズにご相談ください。
私たちはただ髪を切るだけでなく、骨格を見極め、あなたを一番カッコよく見せる「似合わせ」を提案します。
